楽天ドラ２の環太平洋大・徳山がリリーフで４回無失点の好投「勝つことだけを頭に入れていた」
「明治神宮野球大会・大学の部１回戦、環太平洋大３－０名城大」（２１日、神宮球場） 【写真】躍動感あふれるフォーム マウンドで跳ねるように投げ込む徳山 楽天からドラフト２位指名された、環太平洋大・徳山一翔投手が、五回からリリーフで登板。４回３安打５奪三振無失点の好投で、勝利に貢献した。ドラフト後の全国大会で注目度は高い中だったが「勝つことだけを頭に入れていた」と平常心で臨み「（点数は）５、６０点くらい。四球が多かったので、改善したい」と表情を引き締めた。 最大のピンチを抑えた。２イニング目となった六回、２つの四球などで２死満塁のピンチを背負った。「三振を取りにいこうと思っていた」と力みが生じ制球が乱れていた。野手から「もっと力を抜いていけ」と声をかけられ気合が入った。最後は自慢の直球でバットをへし折り、一ゴロに抑えた。 七回以降は投手陣からのアドバイスを受け、より下半身主導を意識。「ボールのかかりもよくなった」と直球、変化球ともに精度が上がり、三振も増えた。 次戦の相手は、同じ楽天から５位指名を受けた吉納などを擁する早大。８月のオープン戦では打ち込まれた相手で「借りを返したい」と意気込んだ左腕。「日本一になることを目標に頑張りたい」と語った。
