J1昇格プレーオフは2試合ともに大差での「下克上」発生。3・4位チームが5・6位チームに敗れた要因とは……昨年より長い中断期間の影響は
12月1日、J1昇格プレーオフの準決勝2試合が行われた。どちらのカードも、「下克上」が発生している。 ■【画像】「海外クラブかと思った」「レベチすぎる」J2仙台サポーター2000人がJ1昇格POの敵地で見せた「横断幕の大量掲揚」衝撃写真■ 今季のJ1昇格プレーオフは3位・V・ファーレン長崎と6位・ベガルタ仙台が、そして、4位・モンテディオ山形と5位・ファジアーノ岡山が激突するカードとなった。結果は、どちらもJ2リーグでの下位チームが勝利。しかも、前者が4-1、後者は0-3と、いずれも3点差をつけたスコアだった。 J1昇格プレーオフは毎年行われているわけではなく、直近では昨季に行われたが、その前は2017シーズンのこと。昨季は決勝で3位・東京ヴェルディと4位・清水エスパルスが戦い、東京Vが勝利。2017年シーズンは、決勝で3位・名古屋グランパスと4位・アビスパ福岡が対戦して、名古屋が勝利していた。 2016年は4位・セレッソ大阪と6位・ファジアーノ岡山による対戦で岡山が下克上を見せたものの、決勝ではC大阪が勝利。2015年は3位チームと4位チームの決勝で、3位チームが勝っている。 J1昇格プレーオフにおいて、リーグ戦の順位はさまざまなメリットを持つ。今季は、上位チームがホームで戦えるほか、引き分けの場合は延長が行われずに上位チームが勝ちあがることになっており、そうしたアドバンテージが生かされてきた歴史がある。
■選手が感じたこととは
今季の2試合同時の下克上は珍しい結果と言えるが、その要因の一つとしてJ2最終節からの中断期間も影響していたかもしれない。 今季のJ2最終節は11月10日で、この準決勝までに3週間空いていた。昨季は最終節が11月12日で、準決勝が同26日ということで、2週間空いていたが、今季はそれより1週間長くなっている。 今季の3位・長崎は最終節で5連勝を記録して2位・横浜FCを猛追しており、4位・山形は最終節まで9連勝。どちらも勢いを持ってJ1昇格プレーオフに進んでいたが、3週間の中断期間はその勢いを萎ませてフラットな状態での戦いに持ち込んだのかもしれない。 6位・仙台は長崎に4-1と快勝したが、ゴールを決めるなど躍動した郷家友太は、「僕の個人的な意見ですけど」と前置きをしたうえで、「長崎の方がやりづらいんじゃないかなっていうのは僕は思ってて」と話す。 「引き分けでもいいという考えが少しでもあると、戦い方は難しいと思いますし、僕たちは失うものはないので、ボールを持ってても持ってなくても、“前”だったので、すごくリラックスじゃないけど、気持ち的にはちょっと相手よりは楽なんじゃないかなとは正直思ってました」 その郷家は、試合前の3週間の中断期間で充実した練習ができたとも話す。 また、森山佳郎監督は3週間の中断期間の冒頭に4連オフを設けて、体と頭の切り替えを促していたと話しており、下位チームのほうが気持ち的に割り切った過ごし方をできたのかもしれない。 当然、勝負は水物。どうなるかは分からない。また、勢いだけではない強さこそ、J1で戦ううえで必要なもの。まずは12月7日の決勝戦を見守りたい。
サッカー批評編集部
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