ワープスピード（撮影・平松さとし氏）

［ＧⅠコーフィールドカップ＝２０２４年１１月１９日（土曜）３歳上、コーフィールド競馬場・芝２４００メートル］ 　オーストラリア・ビクトリア州のコーフィールド競馬場で行われた第１４７回コーフィールドカップは、この日２９歳のバースデーを迎えたＨコフィー騎乗のデュークデセッサ（セン６・Ｃマー厩舎）が先行策から抜け出して優勝した。勝ちタイムは２分３１秒４２（重）。菅原明とのコンビで挑戦した日本のワープスピード（牡５・高木）は、最後方追走から末脚勝負にかけたものの１３着に終わり、２０１４年アドマイヤラクティ、１９年メールドグラースに続く同レース日本馬３勝目はならなかった。 　菅原明は「ペースが遅いのは分かっていたけど、ボコボコした感じの道悪で、うまく走れていませんでした」と馬場に敗因を求め、高木調教師も「脚を取られて進んでいきませんでした。休み明けとしては体調自体は悪くなかったので、距離が延びる次のメルボルンＣはもっと良くなるはずです」と次走に目を向けた。 　ワープスピードは昨年１０月の古都Ｓ（３勝クラス、芝３０００メートル）を勝ってオープン入りすると、その後はステイヤーズＳ４着、ダイヤモンドＳ３着、阪神大賞典２着、天皇賞・春５着と３０００メートル以上のレースに出走して全て掲示板を確保。今回はこのコーフィールドＣをステップに、オーストラリアの国民的スポーツイベントであるＧⅠメルボルンＣ（１１月５日＝フレミントン競馬場芝３２００メートル）へ出走するプランで遠征している。