「殻を破ることができなくて悔しい」平野美宇がシングルスの死闘を振り返る 団体戦は「一丸となって頑張りたい」
◇パリオリンピック2024 卓球 女子シングルス 準々決勝(大会7日目=日本時間1日、パリ南アリーナ) 【画像】一歩及ばずベスト4入りを逃した卓球・平野美宇選手 準々決勝に進出した平野美宇選手は、世界ランク8位の韓国代表、シン ユビン選手と対戦。3ゲームを連続で失う絶体絶命のピンチも、3ゲームを連取しフルセットまでもつれる熱戦を見せました。最終第7ゲームもデュースの展開となる一進一退の攻防を見せるも、平野選手はあと一歩及ばず敗れました。 息つまる死闘に、勝利したシン選手も試合後に涙を浮かべます。さらに大粒の涙を浮かべながら会場をあとにする平野選手には、観客からの大きな拍手が送られました。
試合後に取材に応じた平野選手は「出だしがすごく悪かった」と試合を振り返ります。さらに「普段の自分ならいつもそのまま負けると思うんですけど、3ゲーム取り返すことができて。でも最後はすごくチャンスがあったんですけど、いつもの自分通りに入れにいってしまって、最後、殻を破ることができなくて悔しいです」と思いを口にしました。 ネットインとなったボールにも倒れ込みながら食らいつく必死のプレーを見せた平野選手。そのことに触れられると、「最初で最後のシングルスだと思うので、メダルが取りたかったんですけど、負けてしまってすごく悔しいです」と再び悔しさを口にしました。
平野選手は、団体戦への出場も控えています。団体戦への思いを聞かれた平野選手は「まだメダルのチャンスがある。団体戦はひとりじゃなくてチームのみんなもいるので、一丸となって勝てるように頑張りたい」と意気込みました。