マイナ保険証と健康保険証 どちらを使っていますか クリニックで聞いた 約半数がマイナ保険証利用も・・・戸惑いの声
RKB毎日放送
マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」への移行に伴い12月2日、健康保険証の新たな発行が停止されました。 【写真で見る】約半数がマイナ保険証利用も・・・戸惑いの声 マイナ保険証の利用が本格化する中、とまどいを感じる患者や家族もいるほか、医療関係者が「保険証を残して」と署名活動を行いました。 ■週明けのクリニック 福岡市西区のクリニック。 週明けということもあって、朝から多くの患者が訪れていました。 Q.健康保険証とマイナ保険証どちらで使われましたか? 「マイナ保険証。最初の頃はなんか横向きとか縦向きとかあるじゃないですか。それで分からなくて、薬局の人に教えてもらったりして、これをここ押しますよ、こっち押しますよと」 「いま申告中でまだ来てないんですよ。ただこれから先何が起こるか分かりませんもんね。まだ何も決まってきちっとしてないから、だからしばらくは保険証使おうかな、とも思っています」 「マイナンバーカードの機械を設置する仕事をしているので、抵抗は全くないですね。ただマイナ保険証が使えない病院があるので、マイナ保険証と健康保険証2つ持っていかないといけない煩わしさがあるんですね」 Q.まだリーダーを置かれていないところもあるんですか? 「まだありますね」 ■約半数の人がマイナ保険証を利用 こちらのクリニックでは、これまで「マイナ保険証」を利用する患者は1割ほどでしたが、2日は、およそ半数の人が利用していました。 ■とまどい感じる人も ただ、新たなシステムにとまどいを感じている患者も少なくありません。 93歳母の付き添いに訪れた人 「マイナンバーカード作るのに本人を連れていかなきゃいけないんだったら、その日を選んで連れて行って手続きして作ってやらないといけないなと思いながらズルズルと。顔承認とかになると台が高いから立ち上がるとかね、暗証番号を私が覚えておかないといけないってことですね。使う本人じゃなくて」 政府は移行措置として、現行の健康保険証も有効期限まで最長1年間使えるとしています。