7/31(水)・浦和戦&8/3(土)・横浜FM戦へ、ニューカッスル・ハウ監督「この経験がシーズンに生きてくる」
7月30日、欧州クラブが続々と来日する中、ニューカッスル・ユナイテッドによる来日記者会見および公開練習が実施された。明日に迫った『Jリーグインターナショナルシリーズ2024powered by docomo』浦和レッズ戦、週末開催される横浜F・マリノス戦へ向けて、エディー・ハウ監督とDFダン・バーンが意気込みを語った。 ニューカッスル・ユナイテッドのサンドロ・トナーリ ハウ監督「非常にうれしい。この新しい環境、日本で2試合できるのはとても素晴らしい機会だと思っている。このような機会を得て、とてもワクワクしている」 パーン「世界各地に行っているが、日本に来るチャンスはなかなかない。できることなら新たなファンを得たいと思っている。今はプレシーズンなので、なるべくプレータイムを稼いで、シーズン開幕に備えたい」 昨オフはアメリカ、今オフは日本でのツアーとなった点を問われると、指揮官はこのように返答した。 「クラブに新しい経験をさせたいと思っている。それは選手だけではなく、スタッフも同じ。なかなか日本に来る機会はなかったので、人生において新たな経験をしたい。いろんな土地へ訪れることで選手もスタッフもオールラウンドなものが求められることになる。ここ日本ではレベルの高いプレシーズンマッチができると確信している。とても暑いが、この暑さがシーズンに入った時に生きてくると信じている」 『プレミアリーグ 2024-25』への準備とビジネス、両方のバランスについて質問を受けると、ハウ監督はこうコメントした。 「デリケートなバランスを取る必要がある。確かに日本へ来るにはフライトも長く、選手にとってタフだ。今日のトレーニングを見ても、選手たちにはいつもパワーは感じられなかった。しかも暑い。でも明日はより良いコンディションで、いいパフォーマンスを見せられると思う。我々にとって、このようなツアーは必要なことだと理解している」 ハウ監督は第3節に長期出場停止が明けるイタリア代表MFサンドロ・トナーリについて言及した。 「メンタルが素晴らしく、トレーニングだけで長い期間でゲームに出られれなかったが、よくやってきた。トップ選手なので、メンタルコントロールは心配していない。だがトレーニングと実際にゲームに出ることは全然違う。試合で走る時間を増やしていけば、いずれトップフォームを取り戻すと心配していない」 『UEFA EURO 2024』で決勝を戦ったイングランド代表DFDFキーラン・トリッピアーとFWアンソニー・ゴードンはメンバー外になったことに、監督は理解を示した。 「それは仕方のないこと。彼らは代表でも忙しいシーズンを送った。今、バカンスを得て、ゆっくり過ごす権利を持っている。彼らはシーズンが開幕すれば、我々のチームに戻って来る」 今夏移籍の噂が浮上したブラジル代表MFブルーノ・ギマランイスについてコメントを求められると、ハウ監督は? 「我々はブルーノにこのチームにいてほしいと思い、ブルーノ自身もまたほかのチームには行かなかった。ブルーノは将来素晴らしいリーダーになると思う。ダンは今現在、選手たちを鼓舞する素晴らしいリーダーシップを発揮しているが、ブルーノもそのようなリーダーになる素質を持っている」 バーンはハウ監督への感謝の念を明らかにした。 「自分にとって大きな影響を与えてくれている。毎日のトレーニングでも、いい影響を受けている。ここ2シーズンのパフォーマンスも安定しているので、これからもこの監督のもとでプレーすることを望んでいる」 ハウ監督の日本のサッカーやJリーグ、日本人選手の印象はこうである。 「非常に高いレベルの試合をしていると思う。我々が行う2試合は非常に厳しいものになると思っている。一番に厳しいのは暑さ。我々がこれだけの暑さの中プレーすることはない。今日トレーニングしただけでも、厳しい暑さだと実感した。ドリブルのメニューを消化するだけで大変だった。明日、4日後にはタフな試合が待っていることだろう。イングランドにもヨーロッパにもJリーグ出身の選手が数多くいるし、今後さらに増えるだろう。高いレベルの選手たちが揃っているので、我々もしっかり準備して試合に臨まないといけない。プレシーズンの段階でこういう厳しい状況の試合をすることは、『プレミア』のシーズンに向けて、非常に重要な意味を持ってくるはずだ」 ハウ監督は今季再び『UEFA チャンピオンズリーグ』出場圏獲得を狙う。 「昨季は『CL』で戦うことができ、とてもいい経験ができた。今年は次の『CL』に出られるようにすることがゴール」