アジア最高額の選手は誰だ!? サッカー選手市場価値ランキング1~10位。
1月12日にカタールでAFCアジアカップが開幕する。近年は多くのアジア人選手が欧州にわたって成功を収めている中で、この大会に出場資格のあるプレイヤーで最も市場価値が高いのは誰なのか。今回は、データサイト『transfermarkt』が算出したデータをもとに、アジア人選手の市場価値ランキングを紹介する。(※金額が並んだ場合はサイトに準拠。データは12月31日時点) 【画像】サッカー日本代表、タイ代表戦予想フォーメーション
10位:堂安律(日本代表) 生年月日:1998年6月16日(25歳) 最新市場価値:1800万ユーロ(約25.2億円) 所属クラブ:フライブルク(ドイツ) 23/24リーグ戦成績:16試合1得点0アシスト AFCアジアカップ制覇を目指す日本代表の堂安律が、アジア人市場価値ランキングで10位に入った。 2022年夏のフライブルク移籍は堂安のキャリアの大きな転機となった。クリスティアン・シュトライヒ監督率いるチームで不動の右WGに定着したことで市場価値が急騰。加入当時から現在にかけての約1年半の間で、800万ユーロ(約11.2億円)から1800万ユーロ(約25.2億円)にまで上昇した。 今季の堂安はブンデスリーガ16試合で1得点0アシストと、数字的には結果を残すことができていないが、14試合で先発出場と指揮官からの信頼度は厚い。その理由の一つがタッチライン際での狭いスペースでもボールを失わないキープ力だ。堂安のところにボールが渡ると得意のドリブルで相手のプレスを剥がすことができ、チームとしてサイドから相手を押し込むことが可能になる。この日本代表MFが得点の起点になることも多く、数字以上に高い貢献度を披露していることが、市場価値の上昇へと繋がったと考えられる。
9位:鎌田大地(日本代表) 生年月日:1996年8月5日(27歳) 最新市場価値:2000万ユーロ(約28億円) 所属クラブ:ラツィオ(イタリア) 23/24リーグ戦成績:15試合1得点1アシスト 今大会が自身キャリア初のAFCアジアカップ出場となる可能性が高い鎌田大地がアジア人市場価値ランキングで9位にランクインした。 フランクフルトに所属していた昨季は開幕からゴールを量産。この好調ぶりが評価されて鎌田の市場価値は自己最高額の3000万ユーロ(約42億円)に到達した。しかし、後半戦の失速やラツィオに移籍した今季の不調も相まって現在は2000万ユーロ(約28億円)に落ち着いている。 それでもアジア9位にランクインしているのは鎌田に実力があるからに他ならない。狭いスペースでも失わない技術や2、3列目からの攻撃参加、両足から放たれる正確なミドルシュートなど多くの武器を持っている。力の差が顕著なアジア勢は最終ラインを低く設定することが多いが、日本代表がこの守備重視の相手を崩す上で鎌田は重要なピースとなるだろう。