国内男子ツアーの賞金王争いが混戦だった証明!? 賞金王の年間獲得賞金額は過去20年間で最も低かった
シーズン4勝を挙げた平田は2位
圧倒的な強さを見せた選手がいなかった分、上位陣に賞金が分散された形となった今年の国内男子ツアー。金谷の年間獲得賞金額は、賞金王としては05年からの過去20年間で最低額となった。また、倉本昌弘、田中秀道、谷原秀人ら日本タイトルを獲得した選手を数多く輩出している広島県だが、賞金王となったのは金谷が初となる。さらに、東北福祉大出身としては、松山英樹、池田勇太、宮里優作、比嘉一貴に続く5人目の賞金王となった。 一方、惜しくもビッグタイトル獲得のチャンスを逃した平田だが、最多となるシーズン4勝を挙げ、ツアーを盛り上げたことは間違いない。「もちろん悔しいですが、最終的には自分と金谷さんの差は大きくあると感じています」と、足りない点はこのオフに補うつもりだ。まだ米ツアーQスクールのファイナルステージが残っているが、そこで上位に入り、来季は世界を舞台にした活躍を狙う。
山西英希