金谷が最優秀選手賞を受賞し代理でトロフィーを受け取る母・美也子さん。左は諸星裕会長（撮影・横山健太）

　日本ゴルフツアー機構（JGTO）は2日、東京都内で今季男子ツアーの表彰式を開き、シーズン2勝を挙げた金谷拓実（26＝Yogibo）が最優秀選手賞（MVP）を受賞した。 【写真】MVPを受賞し映像出演する金谷拓実 　賞金ランキング賞、トータルポイントランキング賞、平均ストローク賞、パーキープ率賞、パーオン率賞、トータルドライビング賞もそれぞれ受賞し、計7冠となった。 　米下部ツアー2次予選会出場のため、すでに米国へと出発した金谷はビデオメッセージで登場。「とても栄誉ある賞を獲得することができてうれしい。今年は1年を通して好調をキープできた。逆転での賞金王になれたことは本当にうれしく思う。今週、予選会頑張ってきます」とコメントした。 　代理で登壇した母美也子さんがトロフィーを受け取った。「びっくりして、うれしい」と笑顔。JGTOのプロフィルでは競技開始時期は5歳となっているが、「実際には幼稚園に上がる前からプラスチックのおもちゃで、公園や家の中で打っていた」と明かす。当時、母がゴルフスクールに通うようになった。その教室の先生が幼い拓実くんのために「プラスチックのクラブでボールを打つと壊れてしまうので」と、短いパターや短いウッドクラブを特別に作ってくれたという。賞金王になったわが子に関する、幼少期の思い出を懐かしんだ。 　多くのファンによる声援はありがたいと力を込める。「声援は本人の力になる。これからも声援をいただき、皆さんに夢を与えられるような選手になってもらいたい」と力を込めた。