オクラホマシティ・サンダーのアレックス・カルーソは、経験豊富なロールプレイヤーとしてその実力は知られている。今シーズン終了後には無制限FA（フリーエージェント）となるなかで、サンダーとの契約延長に前向きだという。NBAインサイダーのジェイク・フィッシャーが『The Stein Line』で伝えた。 現在30歳のカルーソは、2016年にドラフト外でキャリアをスタート。サンダーと契約するも開幕前に解雇され、同シーズンはDリーグ（現Gリーグ）でプレイした。その後、翌17-18シーズンにロサンゼルス・レイカーズと2WAY契約を結ぶと、19年夏には2年契約を勝ち取り、19-20シーズンにはレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスらとともにリーグ優勝を経験している。 2021年からの3シーズンはシカゴ・ブルズで主力として存在感。23年にオールディフェンシブ1stチーム、24年には同2ndチームに選出されたなか、今年6月、ジョシュ・ギディとトレード・エクセプションとの交換でサンダーへ移籍となった。 今季はシックスマンとして19試合に出場して平均5.7得点、2.9リバウンド、2.4アシスト、1.9スティールを記録しているカルーソ。今季の年俸は990万ドル（約15億5000万円）でシーズン終了後に無制限FAとなるが、移籍して6か月が経過し、契約延長を結ぶ資格を得ている。 フィッシャー記者によれば、カルーソは22勝5敗でウェスト首位に立つサンダーとの契約延長に前向きで、「ここの一員でありたい」と語っているという。 「契約最終年の選手をトレードで獲得するのは、しばらくの間引き留めることを想定している場合だけ。それがビジネスの一部なんだ。だから、（ゼネラルマネージャーの）サム（プレスティ）と話をするのを楽しみにしている。サンダーが支持するものは全て、僕が支持するものだ。フォーカスするものや、願望は同じだと思う。上手くフィットしているし、あと2、3年いれることを楽しみにしている」 エースのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーを支える意味でも、百戦錬磨のカルーソの存在は重要となるかもしれない。