「⚪︎⚪︎を先延ばしすると痩せる」「早起きが辛いときは小指を動かす」”面倒”なことを”超簡単”に実行するコツ
「やる気」とは、行動の前にあるものではなく後にあるものです。 だから「やる気が起こりにくいこと」ではなく「やる気が起きやすいこと」でやる気を起こせばいいのです。 ■最初の10分で、嫌なら即やめていい もう一つ、いい方法があります。 行動に移す際に、時計やタイマーで時間を測ってみてください。 もし、スタートから10分経っても気持ちが乗ってこなければ、そのときは「見込みがない」かもしれません。 場所や時間や体調などで、イマイチ集中できないこともあります。
そういうときには早々に切り上げて、他のことを始めたほうがいいでしょう。 大事なのは、自分を責めないこと。 集中できなかったり、はかどらなかったりするのは、あなたのせいではありません。 単にタイミングの問題です。 ここまでお話ししても、真面目な人は「頑張ろう」としてしまうので、要注意です。 心が元気な時期なら、少し粘ったあとに集中できたり、満足のいく成果が出せたりすることがあります。 でもストレス過多で疲れている時期には、粘ってもつらいだけです。
つまり、しんどいときに頑張るなんて、時間と労力の無駄です。 有限な人生において、そんな無駄を許せるほど、私たちは暇ではありませんよね。 例え話をしてみましょう。 意外に聞こえるかもしれませんが、優秀な営業マンほど、粘りません。 また優秀な投資家ほど、早々に損切りします。 「ここまで投資したのだから」とこだわり続けると、それがかえって命取りになるとわかっているため、手を引くのも早いのです。 また「多趣味多才」で知られる人は、見方を変えると「ただの続かない人」ともいえます。
だから、「粘れないこと」を気にする必要なんて、まったくありませんよ。 ■失敗後のダメージを未然に防ぐ技術 もう一つアドバイスしておきましょう。 「うまくいかないかもしれない可能性」を、最初からおりこんでおくのです。 例えば「最初から10件(10回)までなら失敗してもいい」、そう決めてから始めれば、失敗のたびにがっかりすることはありません。 この「がっかりする」という心の動きは、少なからずダメージを与えるので、できるだけ避けたいものです。
「失敗すること」「続かないこと」、そういったことがすべて無駄になるとは限りません。 確かに結果だけを見れば「無駄になった努力」もあるでしょう。 でも経験値は確実に上がります。 「すべてが無駄になること」なんて、まずないのです。 それらはあとの人生において、必ず何かの役に立ちます。 未来のあなたの糧になってくれます。 がまんしながら続ける「無駄な努力」より、「新しいことに挑戦する努力」のほうが、あなたを確実に成長させてくれますよ。
堀内 進之介/吉岡 直樹