若貴の「最強ライバル」……“ハワイの巨人”曙さん死去 平成の大相撲ブームでヒール役?…素顔は「優しい人」【#みんなのギモン】
ハワイ出身で史上初の外国出身横綱・曙太郎さんが 54 歳で亡くなりました。平成初頭の大相撲ブームの中、当時の若花田と貴花田兄弟に立ちはだかった“ハワイの巨人”。若貴ファンには、憎らしいほど強い存在でした。素顔や引退後の活動を友人に聞きました。 そこで今回の#みんなのギモンでは、「若貴のライバル 元横綱・曙 死去」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。 ●ハワイの巨人 若貴に立ちはだかる ●素顔は…友人語る 「優しい人」
■平成の土俵を沸かせた名横綱の印象は?
小野高弘・日本テレビ解説委員 「平成の相撲界を沸かせた第 64 代横綱の曙太郎さんが亡くなっていたことが分かりました。54歳でした」 桐谷美玲キャスター 「子どもの頃の横綱と言えば曙さんという印象です」 忽滑谷こころアナウンサー 「ハワイ出身の方で、すごく身体が大きいというイメージがありますね」 鈴江奈々アナウンサー 「名シーンがいっぱいある名横綱というイメージがあります」 森圭介アナウンサー 「ハワイ出身の力士の中でも足がスラーッと長くて、とにかく強くてちょっと怖いイメージを持っていました」 「私は昔、プロレスの実況を担当していたことがあって、取材したことがあるんですよ。試合の前にお話を聞きに行くと、怖い雰囲気はお持ちなんですけど、記者の質問に丁寧に答えてくださるという印象はありますね」
■先輩力士を超え…外国出身で初の横綱に
小野解説委員 「皆さん、いろんな印象をお持ちだと思います。改めて、曙さんの相撲人生を振り返ります。ハワイ出身で史上初の外国出身横綱に上り詰めた名横綱です」 桐谷キャスター 「今でこそ外国出身の横綱はたくさんいますけど、当時は曙さんが初だったということなんですね」 小野解説委員 「ハワイ出身力士の草分けです。初の外国人力士と言えば、往年の相撲ファンなら高見山さんが思い浮かびますが、最高位は関脇です。同じくハワイ出身の巨漢力士・小錦さんは大関。その先輩たちを超えて、外国出身で初めて横綱まで上り詰めました」 森アナウンサー 「高見山さんがスカウトしたのがきっかけなんですよね」