通天閣9月22日にリニューアル点灯開始 昨年8月からネオン消灯し全面改装工事中
大阪を代表する観光スポット「通天閣」(大阪市浪速区)を運営する通天閣観光と日立製作所は26日、現在、ネオン点灯を止め大規模な塗装などのリニューアル工事を行っている屋外広告看板の点灯を9月22日から開始すると発表した。 【動画】現在の通天閣の様子。工事シートが外され、新たな姿があらわとなってきた
通天閣観光によると、この工事は塔全体のリニューアルを行うもので工事期間は昨年8月から今年9月までを予定。期間中はライトアップも行われていない。 工事の内容は塔全体の塗り替えのほか、看板をデジタルサイネージ(電子看板)に変更し、これまで東側に設置されていたLEDビジョンを使用した大時計を南側に移した。 このほか南面には時計や気温、湿度など生活に身近な情報を表示。従来のネオン管の使用も廃止。省エネ・長寿命により環境負荷の低いLED照明の全面使用に切り替えた。
また、昨年まで40年以上にわたり、色で明日の天気を表す「光の天気予報」を設置していた塔頂には円柱イルミネーションを設置する。 ライトアップは年間を通して、春夏秋冬の季節感や正月、クリスマスなどのシーズンイベントのイメージカラーで点灯演出を行う。
通天閣観光の高井隆光社長は、工事開始時の取材の際に「より効率的に夜間のライトアップが際立つよう、今までのグレーの塗装色よりも明るい『ライトグレー色』を選定し、今までにも増してライトアップが映えるように全面塗り替えます」と説明していた。 通天閣では9月4日の日没後に試験点灯を実施。同月22日には、点灯式が行われる予定となっている。