C大阪MF清武弘嗣が退団「最高な10年間でした」、今季途中にレンタルへ「鳥栖に来る事ができて心から幸せだった」
セレッソ大阪は19日、サガン鳥栖に期限付き移籍しているMF清武弘嗣(35)との契約について、2024シーズンをもって契約満了となり退団することになったと発表した。 【写真】「美しすぎ」「めっちゃ可愛い」柴崎岳の妻・真野恵里菜さんがプライベートショット披露 大分県出身の清武は大分トリニータの育成組織を経て、08年にトップチームへ昇格。10年にC大阪に加入し、その後、ニュルンベルク(ドイツ)、ハノーファー(ドイツ)、セビージャ(スペイン)を渡り歩き、17年にC大阪に復帰した。 鳥栖には24年4月に期限付き移籍で加入し、今季J1リーグ16試合に出場。清武はC大阪退団に際し、クラブを通じて「2010年に無名の僕にオファーをしてくださりセレッソ大阪に移籍してきてからトータル10年、全てを語ることは難しいですが、本当にたくさんの思い出があります」とし、次のように感謝を伝えた。 「セレッソ大阪で過ごした10年があまりにも濃くて、ここで何を伝えたらいいのか、すごく迷っています。でも、素直に1つ思うことは、セレッソ大阪に関わる全ての方々に感謝しかないという事です。どんな時も温かく応援してくれて、どんな時も励ましてくれて、キヨがいるから、キヨと一緒に、と声をかけてくれて感謝しています。この温かい応援があったからこそ、10年もセレッソ大阪でプレーする事ができました。 また、たくさんのかけがえのない大好きな仲間達にも出会えて最高な10年だったと思います。唯一の悔しさがあるなら、2024年真司君とリーグ優勝したいと強い気持ちで臨みましたが、それを達成できなかった事がセレッソ大阪での唯一の心残りです。でも、全てを総括したら最高な10年間でした。本当にありがとうございました。僕はチームを離れますが、これからは1人のファンとしてセレッソ大阪を応援しています」 また同日には、鳥栖より移籍期間の満了が発表。清武はクラブを通じて「7月から約5ヶ月間と短い間でしたが、サガン鳥栖に来る事ができて心から幸せだったと感じます」と感謝を語り、次のようにコメントした。 「結果が全ての世界で、J1残留を果たせなかった事、本当に申し訳ありません。自分も力になれず申し訳ない気持ちでいっぱいです。サガン鳥栖にきて、苦しい中でも常に僕たちを引っ張っていってくれた健太さん、公亮さん、そしてコーチやスタッフのみなさん、そして夏に移籍していった選手も含め、最後まで一緒に戦った大好きな選手達、僕は5ヶ月で素晴らしい時間を過ごせました。 そして、最後まで共に戦ってくれたサポーターのみなさん、本当に大好きです。こんなにも、サガン鳥栖というクラブを大好きになるとは正直思ってなかったです。そして心から寂しいです。僕はチームを離れますが、これからはサガン鳥栖の大ファンとして応援しています。本当にありがとうございました。17の誇りを胸に」 なお、C大阪は「清武選手より、セレッソ大阪のファン・サポーターの皆様へ直接ご挨拶の場を作りたいという思い」から、12月23日にセレモニーを実施。本拠地ヨドコウ桜スタジアムで18時から行われる。 以下、クラブ発表プロフィール ●MF清武弘嗣 (きよたけ・ひろし) ■生年月日 1989年11月12日(35歳) ■出身地 大分県 ■身長/体重 172㎝/66kg ■代表歴 U-17日本代表 U-21日本代表 U-22日本代表 U-23日本代表 日本代表 ■出場歴 J1リーグ:269試合41得点 カップ戦:39試合4得点 天皇杯:23試合4得点 ACL:15試合4得点 スーパー杯:1試合1得点 ■経歴 大分U-15-大分U-18-大分-C大阪-ニュルンベルク(ドイツ)-ハノーファー(ドイツ)-セビージャ(スペイン)-C大阪-鳥栖