たった30秒の「耳たぶ回し」が“顔シワ”に効果あり?! 効果とやり方を詳しく解説
女性にとって顔の悩みは絶えない。「ほうれい線が薄くなればいいのにな」とか「フェイスラインがもっと引き締まらないかな」など、一度気になるとそればかり意識してしまうもの。高い美容液を買ってみたり、フェイスローラーを使ってみたり……。でも結局それも長続きしなくて、もっと簡単な方法がないかなと思っていたころに出会ったのが、さとう式リンパケアの考案者であり、月見歯科クリニック院長の佐藤青児先生の本『「耳たぶくるくる回し」で“顔のしわ”は消せる!』だ。今回はその中から「耳たぶ回し」の効果とやり方を詳しくご紹介! 「耳たぶを回すだけで?」と疑っているそこのあなた。まずは読んでみてから試してみるのはいかが? きっと鏡を見るのが楽しみになるはず。 教えてくれたのは:佐藤青児先生 愛知学院大学歯学部卒業。同大学歯科口腔外科専攻、歯科麻酔助教、市立岡崎病院救急救命センターでの研修を経て、月見歯科クリニック開業。顎関節症の治療から考案した、全身の筋肉をゆるめる「耳たぶ回し」が評判となり、多くの患者の体の悩みを解決。
「耳たぶ回し」がいい6つの理由
・「しわ」の悩みを解消 「顔のしわの原因は、皮膚の下にある筋肉に余分な力が入り、こわばり、縮こまった状態が継続しているから。原因が筋肉の収縮なので 、これをうまく“ゆるめて”やれば、表面のしわがとれるのです」 ・小顔効果が期待でき、口角も上がる 「人間の体は“腔”(ルビ:くう)という“筒状”の構造になっています。顔の部分は“口腔”と呼びます。顔の筋肉が縮こまると、口腔という筒がつぶれて顔が大きくなります。この“原因をとりのぞく”つまり筋肉をふっくらさせると、口腔という、筒が元の形に戻り、大きくなっていた顔が小顔に戻ります。そのついでに口角も上がるのです」 ・化粧水の浸透力もアップ 「”耳たぶ回し”により、皮膚の下や筋肉の細胞を満たしているリンパ液(リンパ間質液と呼んでいます)がよく循環するようになります。それによって、しっかり研究してつくられた上質な化粧品なら、皮膚がその成分を吸収しやすくなり、高い効果が得られるのです」 ・軽い力で、ラクに素早く美しくなる 「一つひとつはわずか30秒程度でできる手軽なものばかりで、それをいくつか組み合わせたり、何回か繰り返したりしていただきます。つまり、一日に「わずか数分」で、美容と健康に効果的なケアをおこなうことができるということです。頑張らなくていいから、努力がいらないから、長く続けることができます」 ・リンパ間質液が流れ、美容と健康につながる 「リンパ間質液はとても量が多く、体重によって個人差はありますが、人一人の体内に約10~20リットルもふくまれています。体内の水分の中で、リンパ間質液が最も量が多く、しかも全身に満たされているわけです。当然、リンパ間質液の状態が体調に与える影響も大きいといえます。耳たぶ回しをはじめとする各種のメソッドで、超微弱な刺激を与えてやると、神経がそれに反応して筋肉をゆるめようとします。筋肉がゆるんでふっくらすると、筋肉内のリンパ間質液がサラサラとよく流れるようになり、老廃物が体内にたまりにくくなるので、結果として肌もきれいになり、より美しくなるということです」 ・幸せホルモンが分泌される 「顔や身体のケアだけでなく、心理的な効果もあると考えています。深呼吸をして、耳たぶを回したり、いろいろなメソッドに“集中”したりすることで、実は心理的には“瞑想”に近い状態に入っているのです。高い集中状態においては、体内でセロトニンという“幸せホルモン”が分泌されています。すると、人は幸福感を感じ、高い満足感を得ることができます」