小池都知事定例会見9月29日(全文1)副知事人事でトップマネジメント刷新
ベンチャー企業家を支援する事業について
次にベンチャーの、企業家の皆さんを支援する事業についてのお知らせでございます。ベンチャー企業、欧米諸国に比べますと日本の起業家、残念ながら世界市場で活躍するという、そういうケースが、残念ながら圧倒的に少ないのが現状でございます。これは海外の大企業とのネットワークが少ないなどの要因が挙げられるわけでございますけれども、そこで高い志を持つ東京の起業家の皆さんが世界で活躍できるような、そんな取り組みを2つ始めます。 1つ目、これは海外の大企業や投資家とのマッチングでございます。具体的には事前準備といたしまして3カ月程度、海外での取引に必要な知識であるとか、能力を身に付けるための外国の商取引上の慣習、法令、それから英語のコミュニケーションを習得するセミナーなどを実施いたします。至れり尽くせりで、ベンチャーってもっとがつがつしてやるべきだろうと、私なんか思ってしまうんですが、きちんとそういう志のある人を、もう少しスキルを上げるということでお手伝いをしようというものであります。 それから次に海外の大企業、そして投資家に対しまして、自社の製品とかサービスを紹介するイベントを開催いたします。そこで実際に業務提携や資金調達に挑戦していただくというものでありまして、そのほか現地で実施されている支援プログラムの情報提供も行ってまいります。第1弾となる今回でありますけれども、アメリカ東海岸への進出を目指しておられる起業家を5社ほど選びまして、今日から募集をさせていただきますので、どんどん志のある方々、ご応募いただきたいと、このように思います。で、これをきっかけにしてそのあとGoogleみたいに、Amazonみたいに、世界企業に育つなんていうのは、東京がまさに元気になって、日本経済を引っ張るということになろうかと思いますので、しっかり後押しをしていきたいと思っております。 2つ目でありますけれども、この世界展開へ関心のある起業家に、海外の市場動向の情報であるとか、国際展開のノウハウを提供するセミナーを行います。それから海外の大企業やベンチャーキャピタルとの交流会を開催する。事業のスタートに弾みをつけるために、10月の30日、月曜日ですけれども、キックオフのイベントも開催をいたします。セミナーなどの具体的な日程ですけれども、都のホームページで順次お知らせをいたしますので、ぜひとも東京の起業家の皆さん、世界で羽ばたけるように、活躍できるように、どうぞご参加いただきたいと思います。しっかり、後押しをしてまいります。 それから、3つ目、ごめんなさい、それから、今、申し上げたような事業を、これらの事業の名称を付けたいと思いまして、X-HUB TOKYOとさせていただきます。で、サブタイトルがGLOBAL STARTUP ACCELERATORという名称でございます。起業家と海外の大企業等の交流の様子をクロスですね、Xという形で象徴して、そしてそういう場の中心となるのが、まさにハブという英語でありますけれども、これ両方をこのようにデザイン化したわけでございます。世界で幅広い活躍をイメージしまして、地球のデザインがベースになっております。名称と一体として効果的に海外に発信をしていきたいと考えております。