【広島好き】フレッシュオールスターに出場した選手たちに注目してみた
一軍でのブレイク候補として、もっとも可能性がありそうなのが、やはり昨年の育成ドラフト2位で入団し、今季は開幕からウエスタン・リーグで高打率をキープして6月に支配下契約を勝ち取った佐藤でしょう。菊池涼介や羽月隆太郎などとは、また違ったタイプの二塁手は、ウエスタン・リーグで、59試合に出場して打率.329、2本塁打、15打点と好成績をキープしています。
フレッシュオールスターでは、1番・セカンドでスタメン、フル出場しましたが、第1打席は福岡ソフトバンクのドラ1ルーキー・前田悠伍との対戦でセンターフライ、第2打席はオリックス・川瀬堅斗にファーストゴロ。
第3打席はくふうハヤテ静岡・早川太貴との対戦でレフトフライに倒れ、第4打席に阪神・椎葉剛からセカンドゴロ失策でようやく出塁しましたが、4打席ノーヒットに終わっています。
6月の一軍昇格時は、5試合出場で打率.154とプロの壁を痛感させられる結果に終わっていますが、埼玉西武のエース格である今井達也からプロ初安打を記録しており、後半戦でもう一度、一軍で見てみたい選手と言えるでしょう。
ちなみに昨年のフレッシュオールスターには、野手では二俣翔一、中村貴浩、内田湘大が出場しています。二俣と中村貴は一軍でも、その姿が見られるようになりましたが、唯一、一軍を経験していない内田の今季のウエスタン・リーグでの成績は61試合出場で打率.199、2本塁打、20打点。
チームトップの試合出場数は、将来のクリーンアップ候補としての期待度の高さの表れと言えそうですが、今季中にこの右の大砲候補の姿を一軍で見られる機会はあるのでしょうか。現在のチーム状況を考えると、とにかく誰でもいいので、後半戦は攻撃陣の救世主的存在の出現に期待したいところです。
文:大久保泰伸
大久保泰伸