ワンボックスカーってどんなクルマ? 定義やミニバンとの違い、メリットなどを解説
ワンボックスカーがもつメリット
●多くの荷物を積める ミニバンと比べワンボックスの大きな特徴は、積載性に優れていることでしょう。エンジンの真上に運転席を設置することで、同じ全長のミニバンと比べると室内長を長く取ることができるのです。 商用を目的としたワンボックスの場合、荷室をメインとすることで多くの荷物が積めることはいうまでもないことでしょう。 ●大人数が乗れる また、ハイエースグランドキャビンなど送迎向けモデルについては、ミニバンより座席を多く配置することも可能です。 ボディサイズが近いFFのメルセデス・ベンツVクラス(エクストラロング)が乗車定員7人乗りに対して、ハイエースグランドキャビンは10人乗り。多人数での移動をメインに考えた場合、FFのミニバンよりワンボックスが一歩上を行きます。 ●アウトドア・ビジネスシーンに便利 荷室が広いことでワンボックスがビジネスに使い勝手がいいことはお伝えしてきたとおり。広いだけでなく荷室にユーティリティナットを備える車種が多いことで、バーやフックを取り付けることが可能。業務内容に合わせアレンジすることができるのもメリットといえるでしょう。 荷室がアレンジできるのはビジネスだけでなく、アウトドアなどレジャーに最適な空間を作ることも可能。ワンボックスはホビーユースにも適した車種といえます。
ワンボックスカーがもつデメリット
●乗り心地には期待できない 先程からお伝えしているように、ワンボックスは商用車ベースで開発されています。そのためサスペンションの形式やセッティングは積載性を重視。当然、乗用車のミニバンには、乗り心地が及びません。 また走行性能、とくにハンドリングなどはミニバンに劣るモデルばかり。快適に移動したい場合はミニバンを選択したほうが幸せなカーライフを送れます。 ●ミニバンより快適装備が劣る 乗り心地同様に商用車ベースのワンボックスはミニバンと比べて、快適装備やインテリアの質感が劣ることもデメリットといえるでしょう。 またミニバンと比べモデルチェンジサイクルが長いことで、いまどきのクルマに必須の先進運転支援装備が充実していない車種があることも同様。 このあたりはミニバンより大きく劣る、ワンボックスのデメリットであることは間違いありません。