LINEヤフーが提供する「ヤフー・データソリューション」は、ハラスメントに関連する検索ビッグデータを分析したレポートを公開した。 　

2014年→2023年でハラスメント関連検索が約3倍に増加

1/2

ハラスメント関連検索人数割合　年次推移（2015年はテレビドラマ「エイジハラスメント」の影響で検索数が急増）

各年の上位10キーワード　数字は順位（「○○ハラスメント」「○○ハラ」が両方存在する場合は上位を記載）

Yahoo! 検索のビッグデータに基づき、「○○ハラスメント（とは）」の検索数推移を見たところ、2014年と比較して2023年は3倍以上に増加していた。2024年は5月末時点で2023年と同程度の水準に近づいており、ハラスメントに対する関心が年々高まっていることがうかがえる。

一時的に検索されたキーワード「マタハラ」「パタハラ」

各年の上位10キーワードを抽出したところ、「モラハラ（モラルハラスメント）」、「パワハラ（パワーハラスメント）」、「セクハラ（セクシャルハラスメント）」「アカハラ（アカデミックハラスメント）」「スメハラ（スメルハラスメント）」がほとんどの年で共通して検索されていた。

2018年から急上昇した「カスハラ」

一方で、妊娠中や出産後の女性への不当な扱いを表す「マタハラ（マタニティハラスメント）」や育児参加をする父親への不当な扱いを表す「パタハラ（パタニティハラスメント）」は、数年間のみ検索されて以降、あまり検索されなくなった。

また、「カスハラ（カスタマーハラスメント）」は2018年から急上昇し、2024年は「モラハラ」についで2位となった。