<センバツ2022・ともに咲く>組み合わせ決まる 福井勢と対戦 広陵×敦賀気比/広島商×丹生 /広島
◇広陵×敦賀気比 第2日第1試合/広島商×丹生 第5日第3試合 第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が4日、オンラインで行われた。県勢の広陵は大会第2日第1試合で敦賀気比、広島商は第5日の第3試合で21世紀枠の丹生(にゅう)との対戦が決まり、いずれも初戦の相手は福井勢になった。 広陵の川瀬虎太朗主将(2年)は「日本一を意識した」と「1」のくじを選び、こだわりを見せた。敦賀気比は2年連続9回目の出場。昨秋の明治神宮野球大会で敗れた大阪桐蔭とは決勝まで対戦しない組み合わせとなり、川瀬主将は「悔しさを晴らすため、勝ち上がり決勝で対戦したい」と意気込んだ。 広島商は植松幹太主将(2年)が32校の中でトップでくじを引き第5日に入った。丹生は春夏通じて初出場。抽選終了後にグラウンドで練習中の選手たちに荒谷忠勝監督が抽選結果を告げ「相手がどこでも、変わらず自分たちができる良い準備をやっていこう」と語りかけた。 大会は18日に開幕。日程が順調に進めば、広陵は19日午前9時、広島商は22日午後2時開始予定で登場する。【根本佳奈、池田一生】 ……………………………………………………………………………………………………… ◇敦賀気比 15年春、全国制覇 1986年に創立された共学の私立校。88年に付属中学を設立し福井県で初の併設型中高一貫校に。普通科のみで特別進学コース、進学コース、教養コースがある。硬式野球部も86年創部。センバツは2015年に北陸勢として初めての全国制覇を果たした。21年東京五輪で活躍した吉田正尚選手(オリックス)をはじめ、内海哲也選手(西武)、西川龍馬選手(広島)、平沼翔太選手(西武)ら多くのプロ野球選手を輩出している。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇丹生 カープ玉村投手の母校 1925年に創立された共学の県立校。地元4中学の希望者が簡易的な試験で入学し1クラスを構成する福井県独自の「連携型中高一貫教育」を導入している。硬式野球部は49年創部。2013年に着任した同部出身の春木竜一監督(49)の下、バドミントンなど他のスポーツを取り入れるなどユニークな練習で近年力をつけてきた。19年夏の福井大会で準優勝し、活躍した玉村昇悟投手は同年ドラフト6位で広島カープに入団した。