論理的ではなく「非連続的な思考」がもたらす成果 リスクもコストもほぼゼロで成果を出す方法
そうした言語化の手法について、特別に研究しているわけではありませんが、私に関しては、もともと学生時代から短歌が好きだったのも、もしかすると影響があるのかもしれません。三十一文字には、心を捉え、ハッとするような表現を使い、その歌を詠んだ時の作者の感覚を、読み手に伝えるための工夫がなされています。 短歌によって、意外性のあるワーディングを組み合わせていくことが、いつの間にか、自分にとって自然なことにもなっていました。
実際、これまでに生み出してきたコピーを振り返ると「最果ての旅のオアシス」「人生の乾いた旅に潤いを」など、五七調のものが多いのです。 ツイッターで呟き続けて、人の気を引く言葉の組み合わせというものを無意識に研究する10代を過ごしていたことも、今に生きているように思います。 (後半に続く) 構成:泉美木蘭
龍崎 翔子 :ホテルプロデューサー