地震などで電線が断線したこと想定し復旧訓練
BBCびわ湖放送
地震や台風などの自然災害によって、電線が断線したことを想定した配電設備の復旧訓練が、大津市で行われました。
この訓練は、関西電力送配電・滋賀本部が毎年行っているもので、今回は、今年1月に石川県で発生した能登半島地震を受けて、地震による配電設備の被害で救急病院や住宅が停電したことを想定して行われました。
訓練では、5人ずつの2チームが、復旧の目標である2時間の制限を設け、高圧発電機車による応急措置としての送電や、電柱の一番高い位置にある高圧線の断線部分を接続するなどの作業を行いました。
関西電力送配電・滋賀本部では、能登半島地震の発生後、応援のため、協力会社も含め、67人の人員を北陸電力へ送っていて、22日は、被災地で復旧作業にあたった作業員も参加しました。 滋賀本部では、いつ起きるかわからない自然災害に対し、訓練を通して、安全・迅速に復旧作業を行う技術を研鑽し、その技術を共有することが重要だとしています。