侍ジャパン井端監督「思ったより打てた」ホッ 大当たりの2番小園、3番辰己は「最初から決めていた」
◇9日 「ラグザス presents 第3回 プレミア12」 強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本7―1チェコ」(バンテリンドームナゴヤ) 井端弘和監督にとってバンテリンで初采配となったチェコとの強化試合初戦は13安打7得点で快勝。「打線は思ったより打てたのでホッとしています」と話した。5回までは1得点と重い展開だった中、6回以降、チェコのミスにもつけ込みながら得点を重ねる形だったが、指揮官は「強化試合も初戦というのは、自分も何回か携わりましたが、なかなかあそこまでヒットが出ることはなかった」。多くの選手が快音を響かせたことにうなずいた。 中でも光ったのは2番・小園と3番・辰己。小園は4打数4安打1打点、2打数2安打の辰己は7回に3ラン本塁打を放った。「最初から2番と3番は決めていた。彼らはどんどん行けるバッター。国際試合は待っていたらなかなか結果は出ない。いい働きをしてくれる」。井端監督は頼もしそうに目を細めた。 この日は、待望だった日本シリーズ出場の4人が加わった試合でもあった。1番・桑原、4番・牧、5番に栗原、佐野は7番に置いた。4人とも無安打で、栗原が犠飛を1本放っただけだったが、指揮官は「4人が加わって雰囲気が変わったと思いました。全員が行けるということで使ったが、体が元気で、ひと安心しています」と話した。 そして「結果を出した人、出ていない人がいるが、気にしていない。何も心配せず13日を迎えられると思っている」とも語った井端監督。まずは10日の試合もいい形でこなし、本番へ向かう。
中日スポーツ