タンス預金「200万円」がありますが、同僚に「お金の価値が下がるから資産運用したほうがいい」と言われました。現金なら減ることはないと思うのですが、どういう意味なのでしょうか?
インフレに対応するならタンス預金から資産運用にお金を回そう
インフレに対応するなら、タンス預金から「インフレに強い資産」に換えていくことを検討しましょう。 インフレに強い代表的な資産が、「金(ゴールド)」「不動産」といった現物資産です。これら現物資産は、インフレの影響を受けて価格が上昇する傾向にあるため、インフレに強い資産とされています。 また、株式や投資信託も、インフレに強い資産です。物価が上昇すると企業は自社の製品やサービスの価格に転嫁することができ、企業の収益が伸びて株価や基準価額が上昇する傾向にあります。 ただし、こうした資産運用をしたからといって必ず利益が約束されるかというわけではなく、投資にはリスクがつきものという点には注意しましょう。自分の資産をどのように管理し、運用していくかは慎重に検討する必要があります。
まとめ
インフレが起こると企業の業績が伸びる傾向にありますが、会社の利益が従業員に「賃上げ」という形で還元されるには時間がかかることがあります。また、賃上げしても物価上昇に追いついておらず、実質賃金が低下し続けているのが日本の現状です。 タンス預金をしているだけでは資産価値が目減りする一方なので、インフレに強い資産に換えていくことも検討してみましょう。 出典 総務省 2020年基準 消費者物価指数 全国 2024年(令和6年)9月分 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部