吐き気乗り越え「やっと任務遂行できた」パリ五輪。一日16時間の練習経て近代五種・佐藤大宗が磨いた万能性
[PROFILE] 佐藤大宗(さとう・たいしゅう) 1993年10月20生まれ、青森出身。少年時代、少林寺拳法で県大会優勝の経験を持ち、青森山田中高では水泳部に所属。卒業後、2012年に海上自衛隊に入隊し、2013年にオリンピアンを育成する自衛隊体育学校で近代五種の選手候補になる。2019年の全日本選手権大会男子個人は4位で、東京五輪代表の座を逃したが、21年の同大会男子個人で初優勝。22年W杯ファイナル・ハンガリー大会の男女混合リレーで銀メダル。国内ランキング(男子)で2位につけ、23年、W杯第3戦のソフィア大会で日本勢個人初の銀メダルを獲得。アジア競技大会や全日本選手権でも結果を残し、2024年パリ五輪では日本史上初のメダルとなる銀メダルを獲得した。競技歴11年目。
インタビュー・構成=松原渓[REAL SPORTS編集部]