TSMCが第1工場を「12月に量産開始した」と発表 木村敬熊本県知事が生出演し第3工場誘致に「未来の世界の産業づくりにエントリーしたい」
「第3工場は世界の未来の産業づくりに」
木村熊本県知事は2024年8月に台湾のTSMC本社に行って、第3工場の建設も要望もしてきているが、この手応えや現状の進捗はどうなのか。 木村敬熊本県知事 --第3工事は実は雲をつかむような話で、まだ第2工場の建設も年明けからということになります。第1・第2工場は日本の今まである産業のため、例えばスマートフォンだったり、自動車だったり。だた、第3工場となると日本の未来の、世界の未来の産業づくりに関係してくるので、そういう20年後、50年後、お子さん、お孫さんたちが働く場のために、熊本で新しい産業が起きるような、そのエントリーをしたいと私は思って、いま第3工場の誘致というのを、宣言しているところです。
「八代市の工業団地には必ず企業が来る」
木村熊本県知事は八代市にも県営工業団地の整備計画を発表した。TSMCの工場がある菊陽町や近くの大津町だけではなくて、熊本県南部や県全体にTSMCの効果をどう波及させていくのか。 木村敬熊本県知事 --これはしっかり波及させていかなければいけないと思っています。八代市の工業団地については、私は必ずそこに企業が来ると思っています。ただ、半導体企業とは限りません。むしろ、八代市であれば県南の良さを生かした、食品の加工とか物流とか、いろいろあるんじゃないかと思って頑張っていきたいと思っています。 --企業誘致以外でも、観光面ではいま国際便もどんどん熊本空港に増えています。2年前までゼロだったのが、今月はもう週40便も飛んでいますから、そのような状況の中で、県内にインバウンドの効果も広がっていて、「来てよかったな」という熊本にしていきたいと思っています。 (テレビ熊本)
テレビ熊本
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