中国に「挑発も屈服もせず」 台湾外相、連携強化を訴え
【台北共同】台湾の呉ショウ燮外交部長(外相)は15日、台北市内で共同通信加盟社論説研究会の訪問団の取材に応じ、台湾への軍事圧力を強める中国に対し「台湾は挑発せず、屈服もしない」と強調した。また「日米関係の強さは台湾のサポートになる」とも述べ、日米韓などの連携強化が重要と訴えた。 米西部で日本時間16日未明に開かれる米中首脳会談に関し、中国経済の低迷を挙げて「安定した国際情勢は中国にとってもプラスだ」と述べ、両国の緊張緩和に期待感を示した。 一方で中国軍用機が繰り返し台湾海峡の暗黙の「休戦ライン」である中間線を越えていることについて「中国の拡張主義による脅威だ」と指摘した。