【年金密着】老朽化著しい“都会の限界集落”『桐ヶ丘団地』に住む人々の年金の“リアル”を直撃!「年金では生活できない」「米は高くてマズい!」「そっちにもこっちにも不満だらけ」…それでも笑顔で生活続けるワケ
今回『ミヤネ屋』が訪れたのは、東京・北区にある都営・桐ヶ丘団地です。高度経済成長期には“マンモス団地”として活気があったといいますが、今では行き交う人も少なく、“都会の限界集落”といわれるように…。そんな中でも、苦しくも笑顔で暮らす年金受給者たちに密着。一体、どんな日々を送っているのか―。 【動画】妻をがんで亡くした高齢男性…収入は月額4万5000円のみ!受給日当日の“リアルな暮らし”に密着!
■1950年代に建設された都営・桐ヶ丘団地 老朽化が進む建物が並び、人気のない敷地に入ってみると…
東京・北区のJR赤羽駅から車で10分ほど。4~5階建ての建物が建ち並ぶ、都営・桐ヶ丘団地。
1950年代に建設された建物はかなり老朽化が進んでいて、団地の周辺を歩いていても、行き交う人は少なく…。ポストの入り口は塞がれ、ほとんどが空き部屋のようです。
団地の中心に位置する『桐ヶ丘中央商店街』の中に入ってみると、多くの店がシャッターを閉めたままになっていて、頭上には万国旗が静かになびいていました。
商店街にいた女性に、声をかけてみました。 Q.おいくつですか? (桐ヶ丘団地の住民) 「82歳です」 Q.団地に住んで、何年ぐらいですか? (桐ヶ丘団地の住民) 「もう長いですね。昭和40年(1965)に入居しました。まだ結婚前でした」 Q.当時の団地の雰囲気は? (桐ヶ丘団地の住民) 「こんなにぎやかなところに来ちゃって、どうしようと思った」 Q.団地、さみしくなっちゃいましたね? (桐ヶ丘団地の住民) 「本当…(笑)」
■「年寄りばかりになっちゃった」“原宿の竹下通り”から“都会の限界集落”へ
1950年代、高度経済成長期の人口増加対策として、全国で建設が始まった“マンモス団地”。桐ヶ丘団地もこうした一つで、最盛期には146棟に5000世帯が暮らし、活気があったそうです。しかし、現在は空き部屋が目立ち、住民の約6割が65歳以上の高齢者。東京23区にありながら、限界集落と呼ばれることもあります。
商店街で今も営業している玩具店『おもちゃのふくしま』には、店内に並ぶ昔懐かしい商品を求め、マニアが買いにくるといいます。1989年、平成元年の営業開始から35年。
店主に、当時の様子を聞いてみました。 (『おもちゃのふくしま』猪狩雅美店主) 「昔は、凄かったですよ。オーバーかもしれないけど、原宿の竹下通りみたいな感じで、人がいっぱいあふれて。買い物には困らなかったです」
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