ショップ店員が選ぶ「おすすめスキーアイテム」登山でおなじみ「レイヤリング」で、あらゆる天候&状況に対応!
■3枚目の「アウターレイヤー」は防水性抜群のハードシェル
アウターレイヤーで重要なのは、なんといっても防水性と防風性です。フード付きで過酷な雪山でもしっかり使えるものを選びましょう。ミレー「ティフォン ウォーム ネクスト スティープ ジャケット」(6万8200円)は、バックカントリースキーにも対応するという頼りになるハードシェルタイプです。 「こちらは耐水性が高いうえに中が蒸れにくく着やすいです。ハードシェルというカテゴリーではありますが、やわらかく動きやすいです」(下山さん)。 デザイン性も高く、軽くて着心地が抜群なので登山や釣りなどほかのアクティビティにも使えそうです。
■3枚を脱ぎ着して調節できるのが最大の強み
レイヤリングすることの最大のメリットは「いつでも快適」な状態をキープできるという点です。 「レイヤリングシステムは登山やバックカントリースキーからきた考え方で、天候や状況に合わせ脱ぎ着することでずっと心地よいです。今後もっと広まると思います」(下山さん)。 徐々にスキーヤーの間でもおなじみになってきたレイヤリング。ぜひ、今シーズンのスキーに取り入れてみましょう。暖かい日も極寒の日もどちらも対応でき、真冬はもちろん春スキーまで快適に楽しめるようになります。 【商品情報】 MILLET ワッフルウールクルー アルファ ライト スウェット II ジャケット ティフォン ウォーム ネクスト スティープ ジャケット 【取材協力】 石井スポーツ 神田本館(東京都千代田区神田小川町3-10) 【お話を聞いた人】 下山 真さん プロフィール/25年ほどスキーインストラクターをしていたというスキーのエキスパート。バックカントリーへの造詣も深い。以前は登山靴売り場も担当しており、スキーブーツの販売にもそのフィッティング技術と経験が活きている。 半澤 則吉(はんざわ のりよし) 1983年生まれ、福島県出身。編集・ライター。 印刷会社勤務を経て2013年に独立。雑誌、書籍、ウェブ媒体で執筆。 ウェブサイト「さんたつ」に「ライブハウスは家である」を連載する音楽好きとして、各地の野外音楽フェスをわたり歩く。 2023年、四半世紀ぶりに雪山復帰、冬はスキーを楽しむ。 著書に『東京ビートルズ地図』(交通新聞社、共著)、『町中華名店列伝』(自由国民社、共著)などがある。
半澤 則吉