女子決勝はまたも白鷗大対東京医療保健大に決定![インカレ2024/大学バスケ]
6年連続7回目のライバル対決に
12月7日、インカレ2024(第76回全日本大学バスケットボール選手権大会)は女子準決勝が行われ、連覇を狙う白鷗大(関東1位)と2年ぶりの優勝を狙う東京医療保健大(関東2位)が決勝進出を果たした。両チームの対決による決勝は、これで6年連続7回目となる。 白鷗大が準決勝で対戦したのは、山梨学院大(関東8位)。白鷗大は試合開始直後、#5池田凛、#23高田栞里の連続3Pが飛び出し、14-4と素晴らしいスタートを切る。春のトーナメントでは3位となり、リーグ戦では2部Aを14戦全勝。入替戦も制して1部復帰を果たしている山梨学院大は#5藤澤夢叶がオフェンスを牽引。#14アデバンジョ ブレッシングがリバウンドで頑張ると#13樋渡梨桜の連続得点で2Qまで23-33で迫る。ベンチ、さらにその裏に陣取る仲間たちから大声援を送られる山梨学院大は3Q終盤、ボールマンに対してプレッシャーをかけてチャンスを作ると#15久井咲良、#5藤澤らの連続得点で38-47と9点差とした。しかし、悪い流れを断ち切れるのが白鷗大の強さ。 「本来なら、あそこで(#13オコンクォ スーザン)アマカに放り込んで解決していくパターンだけど、今は本調子ではない。どうやって解決していくかというところで、今日は#75佐藤(多伽子)が解決してくれたので良かったです」と試合後に佐藤智信監督が振り返ったように#75佐藤が、3Q最後に連続得点。流れを断ち切り、54-38で3Qを終えると、4Qでは流れを渡さず。63-51で勝利した。 4年生にとっては大学最後の試合となる決勝、白鷗大のキャプテン#20舘山萌菜は「今までで一番いい試合をしたいなと思っています。もちろんシュートをたくさん決められたらいいですが、チームとしてやってきたディフェンスやリバウンドというところを徹底して、相手に隙を見せることなく勝ちたいです」とアピールしている。 もう一つの準決勝、東京医療保健大が対戦したのは関東3位の拓殖大。リーグ戦の初戦では67-83で敗れた拓殖大だが、2度目の対戦では92-80で勝利している。試合はスタートから一進一退の攻防が繰り広げられた。拓殖大は#21堂脇さち、#17佐藤恋々の3Pシュートで先に先に得点していくが、東京医療保健大は#5絈野夏海の速攻、#6ジュフ ハディジャトゥの3Pプレーなどでリードを広げさせない。それでも4点差を付けて2Qに入った拓殖大は、#17佐藤がまたも3Pシュートを射抜くなどで36-27と9点差までリードを広げた。しかし、東京医療保健大は1Qで得点源となった#5絈野のパスから#3イベ エスター チカンソ、#6ジュフ ハディジャトゥが連続得点。39-42としてハーフタイムを迎えた。 悪くない流れの拓殖大だったが、3Qは8-16。東京医療保健大のディフェンスに苦しみ、得点が伸びなかった。今度は5点差を追いかけて迎えた4Q、拓殖大は#17佐藤や#32堀越梨々夏らが、ペイントアタックを繰り返し、フリースローで追加点。#17佐藤の3Pシュートも飛び出して62-62と追いついた。しかし、東京医療保健大はここで# 91大脇晴、#5絈野の得点で突き放して71-66。拓殖大を退けて白鷗大が待つ決勝に駒を進めた。 女子最終日、3位決定戦は15時50分から、決勝は18時から開始予定である。 第76回全日本大学バスケットボール選手権大会 期日/2024年11月29日(金)~12月8日(日)、12月14日(土)・15日(日) 会場/国立代々木競技場 第二体育館・エスフォルタアリーナ八王子・横浜武道館・太田市総合体育館 参加チーム/男子42大学 女子40大学 試合球/株式会社モルテン社製 BG5000(男子は12面体7号球・女子は12面体6号球)