54歳&52歳のベテランレーサーがそろって1着! 競輪祭最終日に岐阜勢の大フィーバー!?「1Rから騒がせちゃってすみません」/小倉G1
小倉競輪のナイター「朝日新聞社杯競輪祭(GI)」は24日、最終日を開催。1Rの一般に出走した山口富生(54歳・岐阜=68期)、3Rの一般に出走した志智俊夫(52歳・岐阜=70期)に話を聞いた。 最終日は1Rから岐阜勢奮闘の流れが続いた。火をつけたのは54歳の山口富生だ。石塚輪太郎マークから直線鋭く伸びて、GIでは19年8月の名古屋オールスター2走目以来の白星を挙げた。 「1Rから騒がせちゃってすみません。もう優勝した気分ですね」 3連単は30万円オーバーの大波乱。54歳でGIに出走できるだけでも大変なことだが、5年ぶりにGI勝利。喜びを隠せなかった。 2Rは川口公太朗(34歳・岐阜=98期)が2着に入り、3Rでは5日目から補充出走した志智俊夫が1着。岐阜ベテランフィーバーとなった。 「富生さんが頑張っていたので気持ちが入った。最後は抜かれちゃったかなと思ったけど、カメラが自分を映していたから良かった」 志智は今年GI3勝目。まだまだ鋭いタテ脚は健在だ。どうやら山口も志智も、来年2月の全日本選抜競輪(2月21~24日、豊橋)の出場権を獲得できた模様。山口は55歳になって迎える地元地区のGIになりそうだ。来年も両ベテランがGIで奮闘する姿を見ることができそうで楽しみだ。(netkeirin特派員)