手負いの大谷翔平に与四球「少し熱くなってしまった」 ヤ軍先発が悔やむ初回「ミスを犯した」
ワールドシリーズ第3戦
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第3戦に「1番・DH」で先発出場した。26日(同27日)の第2戦で走塁中に左肩を負傷。亜脱臼と判明したが、状態を確認したうえでの強行出場となった。3打数無安打とヒットは生まれなかったが、四死球を2つ選び、チームは4-2で勝利。初回に大谷に四球を与えたヤンキース先発のクラーク・シュミット投手は「少し熱くなってしまった」と大谷との対戦を振り返っている。 【動画】「使わないようにしているのか?」 大谷翔平、出塁後の“異変”を捉えた実際の映像 初回、先頭の大谷に対してストレートの四球を与えたシュミットは1死後、フリーマンに右越えの先制2ランを浴びた。3回にも1点を失い、2回2/3を2安打3失点で降板。序盤でリードを許したヤンキースは3連敗となった。 米ニューヨーク州地元局「YESネットワーク」公式Xは、試合後の取材に応じるシュミットのコメントを動画で紹介。初回について「出だしはオオタニに対して少し熱くなってしまった。その後、うまく落ち着いて、とてもいい球を投げられたと思ったが、フリーマンに対して2ストライクからミスを犯してしまった」と悔やんでいる。 大舞台の緊張があったのか。マウンドでの心境を尋ねられると「緊張ではないかな。かなりギアを上げて準備して、興奮していた。メカニック的に少しクイックになり過ぎたと思う」と高ぶる感情が影響したとも語っている。 大谷は第2戦の7回に四球で出塁したが、その後に二盗を試み失敗。スライディングの際に左肩を負傷し、グラウンドに寝転がったまま苦悶の表情を浮かべていた。亜脱臼と伝えられ、3戦目以降の出場が危ぶまれたが、この日は5打席に立った。
THE ANSWER編集部