『池中玄太』から44年。日本人の摂取カロリーは減ったはずなのに「80kgでは普通」になったワケとは…筋肉先生・谷本道哉「世界の全死亡のうち約10%がアレに起因」
◆目的がモテるためでも、健康になればそれでOK 「健康は何ものにも替えられない大切な財産」。 病気になる前から、元気に動けているうちから、このことだけは忘れないでほしいのですが、何の症状も出ていない状態で、体のこと、健康のことを真剣に考えるのはむずかしいことかもしれません。 それなら健康のためというのではなく、やせてカッコいいスタイルになるために(そして何ならちょっとモテちゃうために)という目的で運動を始めてみてはいかがでしょう。 キレイに、そしてカッコよくなることも、とても大切なことです。定めた目的が変わろうとも、結果として病気のリスクが下がって健康になるのなら、健康のためでも、モテるためでも、体に起こることは同じです。 そういった視点から考えると、だいぶ古いですが「ちょい不良(ワル)・ちょいモテオヤジ」ブームをつくった雑誌『LEON』、そしてその表紙を飾ったパンツェッタ・ジローラモさんの功績は偉大でしょう。何歳になっても、「カッコよさにこだわることのカッコよさ」を、日本中に呼び掛けたわけですから。 もちろん女性においても同じことがいえます。いくつになっても女性はキレイで男性はカッコよく。とても素敵なことだと思います。 皆さんにもカッコいいスタイルを手に入れて、健康で充実した、いきいきとした人生を送っていただきたい。そのために著書『学術的に「正しい」若い体のつくり方』を贈ります。 ただし本を読んでモテるようになったとしても、家庭が崩壊するような「ちょい」を越したワルいことはなさらないようにしてくださいね。 ※本稿は、『学術的に「正しい」若い体のつくり方』(中公新書ラクレ)の一部を再編集したものです。
谷本道哉
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