「IOWN2.0始動の年」新価値創造に向け推進--NTT・島田社長
2025年に向けたIT企業のトップメッセージや年頭所感を紹介する。 NTT 代表取締役社長 社長執行役員 島田明氏 謹んで新年のごあいさつを申し上げます。 2024年はNTTグループの社長として、甚大な自然災害からの復旧活動を通じ、これまで以上に通信インフラの重要性と、それを支える企業としての使命を再認識する機会となりました。 今後も、激甚化する自然災害に負けない強靭(きょうじん)なネットワーク・システムを構築し、お客さまに安心してご利用いただけるプロダクト・サービスを提供していく所存です。 またIOWNによる新たな価値創造に向けた取り組みも着実に進展しており、2025年を「IOWN2.0始動の年」と位置付けています。 2025年開幕する大阪・関西万博では、NTTパビリオンにおいて光電融合デバイスを利用したサーバーを実装し、IOWNがもたらす低電力消費なコンピューティングの進化を世界にお示ししていきたいと考えています。ぜひご期待いただければと思います。 さらに2025年はAI技術の活用をさらに推し進め、2024年3月に提供開始した NTT版大規模言語モデル(LLM)「tsuzumi」をはじめとする取り組みを進化させることで、お客さまの課題解決はもとより、各業界や社会課題の解決に貢献できるようまい進してまいります。 最後に、2025年が皆様にとってより良い飛躍の年になることを祈念いたしまして、年頭のごあいさつとさせていただきます。