雨の日アウターは「着丈短め・シンプル」で ストーンアイランドなどのおすすめコーデ
連載《プロのコーデ》
じめじめした梅雨は快適さも考慮しながらコーディネートを考えたい。重宝するのは、はっ水性や透湿性を備えたアウターだが、アクティブなシーンで着用されることが多いアイテムだけにカジュアルに見えがちだ。ストレスフリーで品のよい着こなしを実現するにはどのような工夫が必要か。アイテム選びや着こなしのコツを、東京・銀座にあるLe GRAND CLOSET de PARIGOT MAN(ル グランド クローゼット ドゥ パリゴ / マン)の志村一磨さんに伺った。 【写真はこちら】イタリア発「ストーンアイランド」のジャケットと「ムーレー」のMA-1、2種のコーデを丸ごとチェック!
■旬のジャストサイズ スーツに合うきれいめを意識
――雨の日用のアウターを選ぶ際、こだわるべきことを教えてください。 「機能素材が使われた服はスポーティーに見えやすいので、いつも以上にきれいさを意識しましょう。ポケットが少なめでサイズも身体に合った、もたつきのないものがおすすめです。これから購入するなら、試着の際にスーツの上から着ても違和感がないかを考えながら選ぶのがコツですね」 ――ル グランド クローゼット ドゥ パリゴ / マンではどのような高機能アウターを展開していますか? 「クリーンな着こなしを求める大人に向けたアイテムをそろえています。特に人気なのはMA-1(フライトジャケットの一種)などの着丈が短いものですね。世間的にはストリートブームの影響でゆったりしたサイズの需要が高いですが、当店では時代を問わずに品よく着られるジャストサイズのものを提案しています」 ――おすすめのアウターを教えてください。 「まずはイタリアのブランド、MooRER(ムーレー)が手がけるMA-1です。ポリエステル素材を高密度に打ち込み、樹脂加工を施した独自の生地を使用しており、優れた耐久性やはっ水性があります。水蒸気を外に逃す透湿性も兼ね備えているので、蒸れの心配もありません。そんな機能性を備えつつシンプルで洗練されたデザインも魅力ですね。ジッパーなどに用いられたシルバージュエリーのような重厚感のある金具も、そのエレガントさを引き立てています」 「イタリア発のStone Island(ストーンアイランド)も人気です。10数年前までは年配の方が着る服というイメージだったのですが、近年はストリート好きの方からラグジュアリー志向の方にまで注目されているブランドです。特に独自のはっ水素材を採用したジャケットがおすすめですね。光沢のある生地には存在感があり、一着取り入れるだけで他の人と差をつけられます」