ジョージアの宿で驚かれた、日本の習慣

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昨今、インバウンドがかつてないほどに盛り上がりを見せている。以前は物価が高く距離的に遠い極東の島国と捉えられていた日本が、外国人旅行者にとってより身近な旅行先になってきているように感じる。有名な観光地や、多くの外国人が憧れる大都市・東京の魅力はもちろんのこと、世界に誇る日本の食文化や伝統文化なども、外国人旅行者を惹きつけてやまない要素だ。 【写真】イギリスで日本の「カツカレー」が“国民食”になっている驚きの理由 日本国内だけではなく、海外に居ても日本文化に対する盛り上がりや興味の高まりは感じられる。SushiやKimono、Animeなどはもはや世界で通じる日本語となっているし、日本の文化に興味を持ち、難解な日本語を学習しようとする熱心な日本好き外国人に会う機会も少なくない。しかし、日本の地を踏んだことのない大半の外国人にとっては、日本はいまだに神秘のベールに包まれた国だ。 筆者はコーカサス地域に位置するジョージアという国に長期滞在している。滞在期間の大半を各国からの旅行者が集まる宿で過ごしているため、必然的に外国人に出会う機会が多い。土地柄と時勢柄、ジョージアに来る外国人の多くはアルメニアやアゼルバイジャンなどの近隣国出身者やロシアやベラルーシ、ウクライナなど東欧出身者が多く、いずれも旧ソ連を構成していた国だ。 日本から遠く離れたこれらの地域では、日本の文化について詳しい人はとても珍しい。日本人が少ない地域ということもあり、「日本から来た」と言うと驚かれると同時に興味を持たれ、根掘り葉掘り尋ねられる場面も多い。 ジョージアを訪れる外国人にとっては、日本はまだまだ遠い神秘の国なのかもしれない。だからだろうか。筆者を含め日本人がごく普通に、無意識にしている習慣や行動に驚かれたり、感動されることが少なからずある。 ここでは、外国人に驚かれた日本の習慣や文化の例をいくつか紹介していきたい。全て筆者が滞在している宿での実体験だ。日本人にとってはあまりに普通のことすぎて「こうした点にびっくりされるなんて…！」と逆に驚くかもしれない。