【ヤクルト】ドラ4田中陽翔「もうめちゃくちゃ充実」プロの練習量に驚くも思い出の球場に感慨
ヤクルトのドラフト4位田中陽翔内野手(18=健大高崎)が埼玉・戸田市内での新人合同自主トレ2日目を元気に終えた。 初日と同メニューのキャッチボール、ノックに加えて、1000メートル走×3本が行われた。完走してグラウンドに倒れ込むと、駆け寄ってきたドラフト1位の中村優斗投手(21=愛知工大)と笑顔でグータッチ。選手たちは積極的に声を出し、元気な雰囲気の中で充実の2日目を終えた。 強打の遊撃手として期待される田中は、健大高崎で昨春センバツ優勝。もちろん厳しい練習には慣れているが「健大(高崎)は走り込みは比較的そんなにないので、全然こっちの方がキツいです」とプロの練習量に驚いた様子だった。 スワローズジュニア出身。当時も戸田球場で練習を行っており、思い出深い場所に帰ってきた。「縁があったんだなって思いますね」と、7年ぶりに同じユニホームに袖を通せる喜びをかみしめている。寮生活にも「もうめちゃくちゃ充実しています。特にご飯がおいしいので、外食をしなくて済みます」と順応している。 1年前はセンバツ出場校発表を控え、猛練習のまっただ中だった。当初は大学進学の方向性だったが、昨夏の甲子園後にプロ志望へ切り替えて夢のスタート地点に立った。1年前の自分からすると、今の姿は「いやもう全然想像していませんでした」と怒濤(どとう)の日々を振り返る。 可能性は無限大に広がる。プロの世界でも、想像以上の未来を切り開く。