ドジャースの2000億円ローテを不安視「なぜなら大谷は…」 米記者が厳しい指摘「限界がある」
米記者が指摘
米大リーグ・ドジャースで予想される来季先発ローテが不安視されている。サイ・ヤング賞2度のブレイク・スネル投手と5年契約を結んだと米メディアに報じられ、大谷翔平、山本由伸らと強力な“2000億円ローテ”が話題に。しかし、怪我の多いメンバーについて米記者は「どこかに限界はある」と指摘した。 【画像】「給与制限が必要だ」 大谷らドジャース2000億円先発ローテを収めた1枚 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は、米野球専門ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」公式YouTubeに出演。今オフの投手補強は続くのかを問われ、「わからない」としたうえで「彼らには主力投手がいない」と語った。 スネルがドジャースの「主力投手」と指摘し、「彼のキャリアハイのイニング数は180だからね」とした。「オオタニ、ダスティン・メイ、トニー・ゴンソリンは全員手術明けだ。クレイトン・カーショーは2つの手術から戻ってくる」。さらに山本も故障で3か月の離脱があったことに触れた。 「タイラー・グラスノーも彼特有の問題で8月中盤から投球していない。つまり、全投手がシーズン最後、10月まで投げ切れると計算できないんだ。彼らが挑戦しようとしているのは、今年やりたかったこと。レギュラーシーズンを通して体調を維持させ、特定の時期に誰が健康で誰に休みが必要なのか。うまくいけば、全員がポストシーズン前に無事であることを望んでいる」 シーズンを通してローテを守れなかったことを強調。「来年の投手陣はより多種多様になる。なぜならオオタニは180回を投げないし、メイもゴンソリンもそんな投手にはならない。たとえササキを獲得したとしても、ササキの日本でのキャリアハイのイニング数は129と1/3回、そして彼は23歳だ。彼も丁寧に扱うだろう」とメジャーに挑戦する佐々木朗希も付け加え、続けた。 「どこかに限界はある。選手を獲得し続け、その選手にイニング数を与えることはできない」 スネルは1億8200万ドル(約277億2400万円)の5年契約と報じられた。大谷は10年7億ドル(約1014億円)、山本は12年3億2500万ドル(約463億円)、グラスノーは5年1億3650万ドル(約198億円=いずれも発表当時)。22年に16勝を挙げ、今季はトミージョン手術で全休したゴンソリンは1年540万ドル(約8億2000万円)。当面、先発の顔ぶれは定かではないが、総額1960億円のローテが期待されている。
THE ANSWER編集部