第一便客に記念品やパンフレット、山口宇部空港に6年ぶりの韓国双方向チャーター便【宇部】
約6年ぶりの就航となる山口宇部空港と韓国の仁川国際空港を結ぶ双方向のチャーター便の第1便が8日、山口宇部空港に到着した。国際線ターミナルビルでは運航式典があり、県や宇部市の関係者が乗客約170人をにこやかに出迎え、記念品や観光パンフレットを配って山口の魅力をPRした。 双方向のチャーター便は、日韓関係の悪化、コロナ禍の影響などにより2019年3月に運航がストップしていた。今回は8日~2月2日の期間に計12往復24便が運航する。8日は韓国からの1便だけだったが、予約率は100%と好調な滑り出しとなった。 第1便は午前10時55分ごろに到着。村岡嗣政知事、篠﨑圭二市長、山口宇部空港利用促進振興会の山根信之副会長らが、降り立った乗客たちに県観光のシンボルキャラクター「ふくだるま」の人形やお菓子を手渡した。市内にある聖和幼稚園の年長児60人も手を振って歓迎した。その後の式典では、テープカットで約6年ぶりの就航を祝福した。 村岡知事は「運航を再開できたことは大変うれしく思う。順調に予約が入っており、多くの人に山口の魅力を感じてほしい。自信を持って迎え入れたい」と話した。 ソウルから訪れたチョン・フンさん(59)は「2泊3日の観光。山口はフグが有名なので食べたい」とわくわくしていた。