100回目の「長商デパート」 生徒たちが感謝の気持ちを込めて開店【長野市】
毎年恒例、長野市の商業高校が運営する「長商デパート」がオープンしました。 今年で100回目、感謝の気持ちを込めてもてなしています。 「いらっしゃいませ~ 串焼きいかがですか~」 長野市の長野商業高校でオープンした「長商デパート」。 ■中野希友未アナウンサー 「こちらでは、北海道産のサンマを買い求める人で行列ができています。一匹140円。 大人気となっています」 (Q何匹買ったんですか?) ■長野市から(80代) 「18!近所にあげようと思って。安いんじゃないですか。今までスーパーで200円で買いました」 新鮮な魚がそろう鮮魚コーナー。 イチオシは? ■鮮魚担当・3年 「これが1杯1400円のズワイガニで、これから冬になるにつれてカニっておいしくなるんで、買っておいしい冬を過ごしてほしい」 ほかにも! ■中野アナ 「玉ねぎは1袋3個で100円、ナスは1袋5個入りで180円など、安さも長商デパートの魅力の一つ。生徒たちが仕入れから販売まですべてを手掛けています。」 ■千曲市から(70代) 「リンゴとハクサイと、サンマ!まだそっち回って、いいね、毎年だから」 地元の人にとっても恒例の一大イベントは、商売の基本を学ぶ実践の場として1916年から始まりました。 戦時下には中止したものの、コロナ禍も縮小して続け今年は100回目の節目の年。 記念グッズとして、過去のポスターがデザインされた切手を販売したり、八幡屋礒五郎とコラボしたオリジナル七味の商品開発に挑戦したりしました。 ■長商デパート社長・宮尾京華さん 「今までこうやって100年続けられたことに感謝したいですし、100年にいくまでに多くの人に携わってもらっているものになるので、お客様に接客をしながら恩返ししていきたいと考えている」 生徒たちが作るラーメンも人気です。 目玉商品は、「味噌らぁめん」! ■長野市から 「麺もちょっと太くてプリプリしていて食べ応えがあって、チャーシューも柔らかくて、塩味がしっかり利いていておいしいです。専門店かな?ぐらいのおいしさ」 スープで使うみそは生徒たちが味見をしながら独自でブレンドし、麺も試食を重ねて決めた、こだわりの逸品です。 ■長商亭主任・永井悠佳さん 「お客様の笑顔と喜ぶ姿を想像して作ったので、一番はおいしく食べていただきたいし、笑顔で食べていただきたいです」 生徒たちの想いが詰まった長商デパートは、20日までです。