イラク・トルコ首脳が電話会談、シリア情勢協議
[アンカラ 3日 ロイター] - イラクのスダニ首相は3日、トルコのエルドアン大統領と電話会談を行い、イラクはシリアについて単に傍観者でいることはないとの見解を示した。 イラク首相官邸によると、スダニ氏はエルドアン大統領との電話会談でシリア情勢について協議。イラクは自国およびシリアの安全を守るために尽力すると言明した。 スダニ氏は、現在シリアで起こっていることはシオニスト国家(イスラエル)に利するものだとした上で、「意図的にシリア軍の施設を爆撃し、テロ組織がシリアでさらに地域を支配できるようにした」と非難した。 トルコ大統領府によると、エルドアン氏はトルコの最優先事項は国境の平穏を保つことであると表明。シリア政府は反政府勢力が進攻する同国北部の情勢のエスカレーションを避けるため、真の政治プロセスに取り組む必要があるとの考えを示した。