（写真：クウネル・サロン）

おしゃれのプロからお気に入りの「一軍服」を教えていただく連載の第23回目。今回は、天然素材とものづくりの魅力を伝える『ヨーガンレール』のブランド『ババグーリ』からプレス担当・武 安輝子さんが登場。愛用する一軍服を教えていただきました。 【画像一覧を見る】

どんなシーンにも着回せるジャケットとパンツ

仕事やプライベートで国内外を回ることが多い武さんが愛用するのは、『ババグーリ』がシーズン限定で展開する〈トラベルレーベル〉のアイテムです。 「気軽な街歩きから少し気合いを入れたディナーまで、旅先ではさまざまなシーンに対応できるコーディネートが必要ですよね。それをミニマルなアイテムで着回せるこのシリーズは、とても便利なんです」 〈ジャケット〉と〈パンツ〉の素材には、経糸にリネン、横糸にコットンとリネンを使い手織りした生地を使用。鉛筆で線を引いたようなランダムなストライプ柄と、手織りの風合いが特徴です。 「ベルギー産リネンの柔らかい肌触りが心地よく、羽織りやボトムスとして別々に着用すればカジュアルシーンに、セットアップして小物を合わせればフォーマルなシーンに着回せます。パンツはきちんと見えしながら、ウエストの後ろはゴム仕様。また、生地のシワも表情になるので、気にせず着られるところも旅には最適ですね」

ベストをタンクトップ風に着こなして軽やかに

同じ生地の〈ベスト〉は、タンクトップ風に着るのが武さん流。足元に高さのあるシルバーのサンダルを合わせれば、縦ラインのすっきりとした大人なコーディネートの完成です。 「ベストにはサイドポケットだけでなく、胸元にグラス用のポケットも付いています。トップスに小物が収まるので、ちょっとした外出なら手ぶらでもOK。もちろん、ロングスリーブのブラウスを合わせても素敵です」

楽な着心地で作るアジアンテイストのシックな装い

同じコットンリネンでも、デザインで雰囲気ががらりと変わる〈ショートジャケット〉も武さんのスタメンアイテムだそう。 「ショート丈で、パンツにもスカートにも合うアジアンテイストなブルゾンです。長めの袖は、まくって抜け感を出すとこなれた印象に。前ボタンを開けてインナーを見せたり、こちらも広く着回しできます」 ボトムスは、ゆったりしたヒップ周りから足首に向かってタイトに仕上げた、シルク製の〈コットンシルクの細身のパンツ〉。 「インドの伝統服チュリダーをイメージしています。シックな見た目ですがヒップにゆとりがあり、ウエストはゴムなので楽な履き心地。通気性がよくて動きやすい、一度着れば手放せなくなる１着です」 ヨーガンレール／ババグーリ ■ヨーガンレール青山店 東京都港区南青山3-14-11 電：03-6271-5388 ■ババグーリ本店 住：東京都江東区清澄3-1-7 電：03-3820-8825 公式オンラインショップ： 公式インスタグラム：

取材・文／松永加奈