日本にもあった!100歳以上の健康な高齢者が世界で最も多い地域で食べられている意外な食事とは
元気に長生きする秘訣が食生活だけでなく住む場所にもあるとしたら? 世界には“ブルーゾーン”と呼ばれる地域があって、そこでは人々が単に長いだけでなくベターな人生を送っている。 【写真】調査で判明!健康で長生きしている人が食べているものは? ギリシャのイカリア島、イタリアのサルディーニャ島、日本の沖縄、コスタリカのニコヤ半島、カリフォルニア州のロマリンダは、100歳以上の健康な高齢者が世界で最も多い地域と言われている。 ブルーゾーンに住む人々の特徴や食事方法について腸活サプリメントメーカー38TERA創業者のウィル・ボルセヴィッチ博士と、栄養コンサルティング会社CityDietians創業者で公認管理栄養士のソフィー・メドリン氏に話を聞いた。 ※本記事は、イギリス版ウィメンズヘルスからの翻訳をもとに、ウィメンズヘルス日本版が編集して掲載しています。
“ブルーゾーン”とは?
前述の通り、ブルーゾーンは、人が100歳を超えて生きる確率が最も高い5つの地域を指す言葉で、ナショナルジオグラフィックのジャーナリスト、ダン・ビュイトナー氏によって広められた。ビュイトナー氏が選出した5つの地域は: イカリア島(ギリシャ) ロマリンダ(カリフォルニア州) ニコヤ半島(コスタリカ) 沖縄(日本) サルディーニャ島(イタリア) 2016年の調査によると、これらの地域に住む人々が100歳まで生きる確率は米国に住む人々の約10倍。そして、ブルーゾーンに共通するのは、全粒穀物、葉物野菜、ジャガイモや豆が豊富なプラントベースの食生活を何世紀にもわたり続けてきたこと。 また、この5つの地域では、人々が長生きするだけでなく、糖尿病や心疾患、がんなどの慢性疾患を発症する可能性も低いとされている。
“ブルーゾーンの食事法”とは?
研究者たちの話では、重度の加工食品を避け、自然食品が中心の食生活を送っていれば、慢性疾患のリスクが劇的に低下する(その結果、元気に年を取ることができる)。 デンマーク人の双子を対象とした研究結果によると、人間の平均寿命の約20%は遺伝子によって決まり、残りの約80%は生活習慣と環境によって決まるそう。 そのため、ブルーゾーンの食生活を真似すれば、どこに住んでいても元気に長生きできるという説もある。 では、サルディーニャ島や沖縄、ニコヤ半島やイカリア島の食生活に共通するのは具体的に何なのか? 研究者いわく、この地域の人々は植物性食品が中心の食生活を送り、飲酒量が少なく、毎日体を動かしているという。