鹿児島城西と加藤学園 好投手同士の接戦か センバツ交流試合・第3日の見どころ
2020年甲子園高校野球交流試合(日本高校野球連盟主催、毎日新聞社、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は第3日の12日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2試合がある。第2試合の鹿児島城西(鹿児島)―加藤学園(静岡)の見どころを紹介する。 【写真特集】流行り?白スパイクの選手たち ◇第2試合(12時40分) 鹿児島城西(鹿児島=準々決勝敗退)―加藤学園(静岡=1回戦敗退) ※左が一塁側、かっこ内は県名と独自大会の成績 鹿児島城西は八方、前野の2人の好右腕を擁し、加藤学園には絶対的エースの右腕・肥沼がいる。互いに投手が実力を発揮すれば接戦が見込まれ、プラスアルファの特長を出せるかが勝負の鍵だ。 鹿児島城西の八方は直球に威力があり、スライダーが武器の前野は奪三振率が高い。ともに完投能力も備え、仮に本調子でなくても継投策に切り替えられるのは有利だ。打線も要所でつながりを見せるなど、佐々木監督は「我々の野球をやれればいい」と語る。 加藤学園は肥沼の出来がポイント。昨秋公式戦13試合で39盗塁の機動力も鍵を握る。足を絡めた大胆な攻めで相手投手や守備をかき回し、大黒柱を援護できれば勝利が近づく。