日銀は利上げ急がず、今月見送りでも物価加速リスク小さい-関係者
ブルームバーグの報道を受けて、円相場はいったん上げ幅を拡大した後に急落し、先月27日以来の水準となる1ドル=152円台後半まで円安が進んでいる。
植田和男総裁は先月28日の日本経済新聞とのインタビューで、データは想定通りで追加利上げの時期が近づいているとする一方、賃上げと米国経済の動向を見極めたいとの見解を示した。
日銀の金融政策予想を反映するオーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS) 市場で、12月会合での0.25%利上げの織り込みは、足元で2割前後と先月末の約66%から低下。一方、1月会合は5割台まで上昇している。
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Sumio Ito, Toru Fujioka