9月の有効求人倍率1.36倍 2か月連続で前月より低下 富山労働局「改善の動きに弱さがみられる」据え置き判断
チューリップテレビ
富山県内の有効求人倍率は9月時点で1.36倍と2か月連続で前の月を下回りました。富山労働局は「改善の動きに弱さがみられる」との判断を据え置いています。 【写真を見る】9月の有効求人倍率1.36倍 2か月連続で前月より低下 富山労働局「改善の動きに弱さがみられる」据え置き判断 富山労働局が発表したことし9月の県内の有効求人倍率は1.36倍で前の月より0.01ポイント低下しました。 前の月を下回るのは2か月連続となりますが全国平均は1.24倍で富山は、それを上回り全国12位となっています。 また、新規の求人数は約7300人で前の月より14パーセント減少。産業別では「製造業」と「卸売業、小売業」で、それぞれ前の年より20パーセント以上減少しました。 「製造業」では原材料価格の高騰が、「卸売業、小売業」では前年は県内外への新規出店のため求人を多く募集したものの採用した従業員が定着したことで求人を減らしたことが背景にあるとみられています。 県内の雇用情勢について富山労働局は「求人が求職を上回っているものの、有効求人数が7か月連続で減少していて改善の動きに弱さがみられる」として5か月連続で判断を据え置いています。 また「物価上昇や人件費の増加などが企業の収益を圧迫している状況は多くの産業で続いていて、人手不足感はあるものの先行きの不透明感から求人募集を控えるなど企業を取り巻く環境は引き続き厳しい状況」だとして、引き続き注視していくとしています。
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