週明けは各地で気温が高くなり、関東から西は20℃近くまで上がる見込みです。ただ、金曜日以降は冬型の気圧配置が強まって、強い寒気が西日本や東日本にも流れ込むでしょう。朝は一段と冷え込みが強まって、晴れる所でも真冬並みの寒さとなる所があり、気温の変化が大きくなります。北陸や北日本の日本海側では大雪のおそれがあり、西日本でも初雪となる所があるでしょう。

週間予報(天気・最高気温)

　この週末にかけては寒気の影響で、日本海側を中心に雨や雪となりましたが、きょう（日）は冬型の気圧配置が緩んでいき、日本海側の雨や雪も次第に範囲は狭くなっていく見通しです。ただ、北陸ではこれまでの大雨で地盤の緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害に警戒が必要です。 　週明けは一転して各地で平年を上回る陽気となり、11月中旬並みとなる所が多いでしょう。火曜日にかけては関東から西で20℃近くまで上がりそうです。

8日(日)　上空1500メートル付近の寒気の予想

　北陸や北日本の日本海側は雨や雪や降りやすいですが、特に週末になると、今シーズン一番の寒気が南下してくるでしょう。8日（日）には、平地で雪の目安となる寒気が西日本や東日本をすっぽりと覆う予想です。

週間予報(最低・最高気温)

　西日本でも平地で雪の降る所があり、さらに強い寒気が流れ込む北陸や北日本の日本海側では大雪のおそれがあります。風も強まって荒れた天気となるでしょう。

　また、冷たい空気が流れ込んでくるため、日曜日の朝の気温は東京や名古屋でも4℃と、関東から西もこれまで以上に強い冷え込みとなるでしょう。晴れ間の出る太平洋側も名古屋の最高気温が10℃など、真冬並みの寒さになる所もありそうです。雪や雨が降る日本海側は、福岡でも10℃、松江でも9℃など、冷たい風も加わって本格的な冬の寒さになる見込みです。気温の変化が大きくなるため、体調を崩さないようにお気をつけください。 （気象予報士・及川藍）