「考え方はマイナーリーグ 満足してもらっちゃいけない」くふうハヤテ池田省吾社長 「育成」し「再生」し「勝利」にもこだわる
松下:来季に向けた補強も元NPBの選手+アマチュアの選手という感じか。 池田:あと、外国人も検討するが、いまのところは、元NPB選手や元独立リーガー。大学生や高校生も来るので、楽しみにしていただきたい。また、地域もある程度意識した補強もしているの、で楽しみいただけるとうれしい。 松下:静岡関係者には声をかけているか 池田:トライアウトでも気づいていただいたと思うが、(静岡関係者が)受けに来てもらえるようになったのでそこがありがたい チームは、12月16日に全19選手の新入団を発表した。最大の注目は地元・静岡高校出身、昨季まで西武でプレーした鈴木将平外野手(26)。さらに元巨人の笠島尚樹投手、元ソフトバンクの佐藤宏樹投手のNPB組も加入する。 松下:「育成して、再生して勝つ」は来季も継続か 池田:ここは継続、さらに勝ちにこだわっていく、そこは監督やコーチ、首脳陣とも話をしている。当然育成して、再生していかないといけないが、さらに勝ちにこだわるというゲームをお見せできれば。 松下:ちなみに赤堀監督は来シーズンもいらっしゃるのか。 池田:口頭で合意はしていて、最後、契約書を交わすところ。基本的には継続。 ■選手のバス移動を続けていく 松下:球団の経営面、経営戦略についても伺いたい。まず、今季の観客動員について。開幕3連戦は非常に多く観客が入ったが、それをも上回る観客がシーズン終盤に向けて集まるようになった。 池田:当初の目標はホーム72試合組まれていたので、1試合平均700人で、シーズンで5万人は集めたいところを最低限の目標として始めた。雨で中止があったりしたが、63試合開催して、1試合平均866人、5万人を超えるお客さんに集まっていただいたというところで、最低限の目標はクリアできたかなと思っている。 開幕戦は1,600人ぐらいだったが、最終戦は2,300人と多くの観客に集まっていただけた。認知活動がうまくできていなかった中、シーズンを通して徐々に野球ファンに、街のみなさんに注目していただき、球場に応援に行こうかなというふうに思っていただき、最後集まっていただいたと思う。来季はそこももっと伸ばしていきたい。