ライジングゼファーフクオカ谷口光貴選手&加藤寿一選手インタビュー<地域と共に創る未来>【バスケ】
ホームタウン活動のけん引役として、“オフコート”のキャプテン制度を設けているライジングゼファーフクオカ。フロントスタッフ主導だけではなく、選手自らの発案で近隣の学校を訪問してあいさつ活動を行うなど、地域との結びつきを強くしようと頻繁に活動しています。今回お話を伺ったのは、率先してホームタウン活動を行っている谷口光貴選手と加藤寿一選手です。現役B.LEAGUE選手として世の中に影響を与えたいという2人が口を揃えて語ったのが、活動を“きっかけにしてほしい”ということでした。
谷口光貴選手インタビュー「保護犬に対しての活動の幅をもっと広げていきたい」
――保護犬支援活動の“3Pシュート ワクチンショット(3Pシュート1本成功につき犬2頭分のワクチン購入費用を谷口選手とクラブが協力して寄付する活動)”は、どういう経緯で実現に至ったのでしょうか? 谷口)3年前に犬を飼い始めたところで、保護犬や保護猫の問題を知りました。自分も何か行動したいと考えていたのですが、最初は誰に相談していいのかわかりませんでした。(2023-24シーズンに)ライジングゼファーフクオカに移籍したタイミングで、フロントに相談し地域の動物愛護団体につなげていただき、昨シーズンの4月から活動をスタートしました。 ――ご自身が保護犬や保護猫を知ったことがきっかけなのですね。 谷口)元々実家で飼っていて、犬が大好きでした。ちょうど結婚して犬を飼うことができる環境が整ったタイミングでエル君を迎え入れたのですが、その直後に保護犬の存在を知りました。犬や猫を飼うという際の選択肢の一つになってほしいと考えています。
――試合にトレーニングと多忙な中で、実行に移したモチベーションはどんなことだったのでしょうか? 谷口)保護犬の現状や殺処分という現実があることが気がかりでした。まだ生きられる命を人間のわがままで奪ってしまう。絶対に形にしたいという想いを持っていました。 ――結果的に24本の3Pシュートを射抜き、48回分のワクチンにつながりました。 谷口)保護センターで寄贈式をさせていただいた際にとても感謝していただきまして、「やってよかった」と思いましたし、SNSで多くのコメントもいただきました。それだけ関わってくれている方がいるのだなとも思いました。まずはファーストステップを踏み出せたので、今後、より大きな活動にしていけるといいなと思っています。