トランプ氏裁判、凍結要請 選挙介入事件取り下げか 米検察
【ワシントン時事】トランプ次期米大統領が2020年大統領選の敗北を覆そうとして起訴された事件について、担当するスミス特別検察官は8日、ワシントンの連邦地裁に対し、裁判手続きの一時停止を要請した。 米メディアはトランプ氏の大統領選勝利を受けた「起訴取り下げの前兆」と報じている。 米国では現職大統領を訴追しない慣行がある。スミス氏側は地裁への書類で「被告(トランプ氏)は25年1月20日に大統領に就任する予定だ」と指摘。今後の方針を12月2日までに決定するとし、地裁は要請を認めた。 現職大統領が選挙結果を覆そうと介入した前代未聞の事件は、司法の審判を受けないまま終わりを迎えることになりそうだ。